花形装飾活字を愛でる その37

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紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
http://www.fengfeeldesign.org/をご覧ください。
お待ちしております。

2284と2285。
ここまで来れば解説イラねーでしょって感じですよねえ。
なんだこりゃという感じ。
スゲーなー。
なんなんだこの中間!心地良い中間具合。
生であり動である。
これはもう生き物なんですよね。
そして動いてもいるんですよ。
このシリーズの中で、この図案が一番好き。
密度とバランス、抽象的であり具体的であり、
なおかつキチンと活版という役割の中にある。
直線と曲線。
いやあ、もうなんか悪いねえって感じ。
ここまでのもんになると使いこなすのも一苦労ですけど、
使った時の感動はスゲーよやっぱ。
絶対いろんな人に使って欲しいんすよねえ。
拡大した時の感動は半端ないです。
対象的に置けば孔雀のような鳳凰のような…。
もうそれだけでいいじゃんみたいな。
奇跡ですよ奇跡。
神業ですよ神業。
理屈抜きで、
それくらいしか言葉が見つかんねーぜ。
もちろん、
設計者のいろんな計算があってこそなんだろうけど、
スゲーなあ。
今の日本でこれだけの事が出来る人いるのかなあ。
研究だけに偏らず、
美術だけに偏らず、
その全てに精通している人。
いねーよなあ。
絶対どっちかやもんなあ。
技術あるけど能がない。
能があるけど技術がない。
補えあえばいいのに、
なんか両方ともが門閉めてるもんねえ。
形式にこだわりすぎだっちゅうの。
わかんねーかなこの凄さ。
オイラはわかるよ。
ずっとトレースしてて、
大概なものは見飽きるぐらいに観察して考察してきたけど、
これだけはずっと飽きなかった。
ずっと凄かったもの。
なんか特別な存在。
結局だから最後までその図案の思想を汲み取れなかったし、
だから逆に凄く思い入れがあって、
一番試行錯誤して時間かけました。
そして、
なによりも、
まだわかんない。
わかんない部分はオイラの勝手な解釈と、
スゲー!という思い込みが混在しつつの完成になってしまってますが、
その分、
この版への感動は何にも変えがたいもんになってて、
それが乗り移ってもいると思う。
だから、
これだけでもフリーダウンロード(やんないけど)で使って欲しいくらいに、
愛らしく愛おしく、
キモイですが、
一番オイラの花形装飾活字のエンスヘデ活字鋳造所のシリーズ60への、
愛が存分にあふれ出ているといえます。
そういう感じの版です。
これだけの為に使って!と言いたいです。
それくらいです。