花形装飾活字を愛でる その87

紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
http://www.fengfeeldesign.org/をご覧ください。
お待ちしております。

姿勢を示すという事はとても大切な事だと思います。
現在のデザインの在り方として、
時にはデザイナーは自分の主義主張を必要悪として使用するけれど、
基本的にはフォローすべき対象を受け止めるべき偶然性に、
どれだけ身を任せる事が出来るかという事なのでしょう。
デザインは計画はではありません。
意図は企み等はあってはいけないのです。
何を偶然とし、
何を必然とするのか、
それを見極めた時に役目が達成されます。
けれど、
これは言葉で理解するものではありません。
デザインする人、
クリエイティブに関わっている人は、
無意識の内に自問し自答し続けています。
もしこれを無視し続けているのなら、
自分自身のクリエイティブに疑問を持たなければなりません。
そして答えを出さなければならないのです。
姿勢とはある意味での自答であり、
変化し続ける対象でもあるのです。
現在にある花形装飾活字は、
姿勢を示し続けた結果です。
何が変わるべきで、
何が変わらないでいるのでしょうか。
重要なのは、
その両方をキチンと探ること、
そして新たなに自問自答を行えるまで、
じっくり見定めて考える事にあると思います。
その姿勢も、
新しい花形装飾活字が生まれる活力(化学変化)として変わらない部分なのでしょう。
ただ気をつけなくてはいけないのは、
自問自答そのものに疑問を感じてはいけないという事です。
正しさや間違いでは答えを他へ依存する結果になります。
すなわちそれは姿勢ではなく依存です。
デザインでもなければクリエイティブでもないのです。
とまあ、
抽象的ですが、
次回は少し具体的に書きます。