花形装飾活字を愛でる その114

エンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
http://www.fengfeeldesign.org/をご覧ください。
お待ちしております。

配置については悩ましいところのような気がします。
これって花形装飾活字に限らず、
とくにグラフィックデザインの分野の方は同じ印象を持っているんじゃないでしょうか。
結局デザインとなると誰かと一緒に作業することが前提になる訳で、
その中で個性なんて話になったらややこしくて仕方ない。
大体からしてデザインというスタイルで個性とか言ってる時点で無しなのかも。
と言いつつやっぱり個性というか、
せっかく作業するんですから、
自分の意図というか反映というか趣向が其処にある事もまた、
それが腕の見せ所なんだろうけど、
元がさ、元だから変わらないよね。
そうなんですよ変わらない。
どんなに個性とか言っても元が変わらないと変わらない。
じゃ、オレたちゃなんなのよって思う訳ですよ。
最近の会話の中で、
スッゴイ技術持ってる人がいて、
めっちゃ追求してるんだけどどうも成果として上がってこない。
これって一体なんなのでしょうね。
まるで花形装飾活字みたいなもんだよね。
主流となってスゲーって言われてる技術よりも凄い事してんのに、
それに誰も気付かない。
というかその価値を分かるだけの知識が無い方が多いのが残念です。
時としてどっちのせいかなんて、
わかりゃあしないけれど、
確実に言える事は両方とも下がっていて、
高いところにいる人が何故か損してる。
その現状があるのだけは言えるし、
結局メシ食っていく為に、
低いところに合わせなきゃやっていけない現実もまた、
何回もよく似た事書いていますが、
多分この花形装飾活字も似たような境遇だと思う。
技術の置き去り。
既に生まれた時点では、
何もわかっちゃいないやつらが勝手にスタンダート作って、
私物化して肥しにしちゃってますが、
それがあまりにも醜くひどい有様で範囲も相当なもので、
明らかに洗脳されまくってますが、
その箍はそろそろ切れてもいい頃だと思います。
今の30代、40代以降は完全に終わってて、
あ、全部じゃないですよ、
それと非難じゃないです。
単に全体的にそう見えるという事だけど、
ボクの世代もギリギリそういうやつらの塊で、
逆に今の20代前半辺りが凄くいい感じなんだけど、
まだダメだと思う。
まだまだ圧倒的に合わせないといけない現状にある。
スゲーやつが本当にスゲー事になんないと、
この花形装飾活字みたいな惨劇になりかねないもの。
1人でも数多くの方がこの視点に気付く事を願っています。
途中で話が変わってしまいましたが、
書こうとしていた事は似たりよったりなんで許しておいてください。
スゲーやつにとって低いところに合わす苦痛は相当なものです。
それだけは本当に分かってほしい。
その上で自分が技術者かどうかを判断した方が正解とは言わないけれど、
間違っちゃいないと思う。
グラフィックデザイナーなんて自分で名乗っている人達は、
それを本当に良く分かったほうがいいぜ。
花形装飾活字の1つも扱えないのならね。
そういうものだと言い切るバカも含めてね。