花形装飾活字を愛でる その21

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2262と2263。
大きい一方向の流れの中に小さな流れが混じっていて、
それらがバランスを崩す事もなくウマく配されています。
版の中で完結させているというよりかは、
次の版にバトンタッチする為に、
後は任せた的な勝手なやつです。
が、
これがまたいい具合なバトンタッチなので、
次から次へとこちらの創造力を沸き立たせてくれるのです。
図案的には、
右上から流れが始まり左下の方へドバっと満タンのバケツをグワっと(擬音語多し)した感じです。
2258と2259のやつをひっくり返しただけじゃんてなもんなのですが、
こっちはスゲー激しい。
すんなりは流れてない感じはするよね。
もしくは、2258と2259は近い位置から見ているものなのだとすれば、
これはちょっと遠くからその様を見ているような印象です。

今回の例は、
別に対象的な事にこだわらなくていいんじゃないの的な感じで組みました。
前回のストーリーを組み立てるやりかたで、
なおかつ左の密度を濃くする事で左の情報部分をぶれないように整理してます。
ちょっとやりすぎ感はありますが、
装飾だけで空白を埋めてしまうのも1つの手やと思います。
いいよね、
この自由な感じ。なのになんか整理されてんだよね。