花形装飾活字を愛でる その103

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エンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
http://www.fengfeeldesign.org/をご覧ください。
お待ちしております。

個人的にはノスタルジー的な要素は嫌いじゃないんです。
ただ、それを古典としクラシックになっていく事がどうにも疑問なんですね。
それそのものは古くはなるだろうけれど、
分類し形態化していく事に消化不良みたいなものを感じます。
常に新しくあるのは不可能ですが、
これはずっと書いてきてる事と被るんですが、
正しき事は新しき事よりも重要だと言う事だと思います。
正当を知るがこそ邪道を行える訳で、
同時に邪道こそが新たなスタンダートなのだと考えています。
その中で花形装飾活字という、
一見、ノスタルジーの塊のような、古い存在でさえ、
それが文字や情報を美しく魅せる手段としての役割に変わりはないのです。
今のグラフィックデザインのどうしようもなさってのは、
そういう部分を蔑ろにしてきた結果やし、
一体どれだけの方が有識を持った上で、
グラフィックデザインに挑んでいるのか定かではありませんが、
そんなに多くはないのではないでしょうか。
もちろんそれは自分にも言えます。
だからこそのこの行動でもありますし、
キチンと全身でグラフィックデザインと向き合うという行動は、
グラフィックデザインが一体何かというのをキチンと知る旅でもあると思います。
で、
今回のイメジスト(http://www.miwakazuki.jp/imagest/)でなおかつシルバーアクセサリーのフォローという形を取ったのも、
それが花形装飾活字という目的ではない事は明白なのです。
単にその選択した手法が花形装飾活字という在り方であって、
それがメインではないとだけ言わせてください。
その上で、
この完成域での話をさせていただけるなら、
上手く伝わるように思います。
あくまでスタンスですから、
別に手を抜いたりとかではありません。
メインはシルバーアクセサリーにこそあり、
イメジストのシルバーアクセサリーこそがブランドになるような在り方を、
グラフィックデザインという側面で捉えた結果が花形装飾活字という手法でした。
加えて書くとすれば、
とくに古典的な装飾で、
エンスヘデ活字のものをそのまま使っても正直良かったと思いますが、
それが今回の目的に概等するかどうかはまた別、
という事になります。
ただ、場合によってはそういう事もあっても良かったという事で伝わりますでしょうか、
でで、今回のイメジストの花形装飾活字という事になります。
わかりますかね。
うーん、なんかこの文章では伝わるのは難しそうなので、
もう少し掘り下げて次回に続く。