花形装飾活字を愛でる その108

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エンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
http://www.fengfeeldesign.org/をご覧ください。
お待ちしております。

という事で、
イメジスト(http://www.miwakazuki.jp/imagest/)の花形装飾活字を、
何人かのグラフィックデザイナーの方に実際に使っていただき、
どんな感じになるのか実験をしてみました。
とりあえずその中でも面白かったのをピックアップです。
設計した自分としてはこの使い方は想定していませんでした。
設計の意図としては、
線とオブジェクトのの2つの要素を組み合わす事で、
飾りとしての装飾を強めるところにありましたが、
ここまで線の特徴とオブジェクトの特色を、
意図を超えた工夫で個性を発揮してくれるとは思いませんでした。
ボクではこんな組み方をする事はないでしょう。
一通りのルールや設計の意図を伝えた上でのこれなので、
本当に驚いています。
まあグラフィックデザイナーとしての魂みたいなのを見せてやろうと、
そういう気満々なのは見え見えな感じなんですが、
なんかこう無邪気な感じで使って貰ったのが非常に良かったです。
本人曰く、「これ面白い。」と言って貰えたのもまた良かったです。
他の方からも面白いという反応をいただいて、
そうなんですよね、
結局のとこ花形装飾活字って面白いんです。
使う人が変われば組み方も変わってきますし、
それを設計するという喜びはズバリ、
グラフィックデザインの喜びそのもののような気がします。
そして今回のような、
自由のランクを上げたものは、
技術の制限無くいろんな方に使っていただけるみたいで、
なんでこんな営業トーク的な書き方というと、
ええと、
イメジストの方と打ち合わせた結果、
こちらの花形装飾活字のイラストレータのデータを、
fengfeeldesignにて扱う事が決定しました。
一応イメジスト発という事で、
モチーフがシルバーアクセサリーなんていうお洒落な嗜好のもので、
お値段もそこそこのものなので、、
既に手に入れている方や購入を考えている方が、
これを見てイメジストに対する価値の低下だけは避けたいという事で、
エンスヘデのような条件提示での配布は止めておこうという事になりまして、
「10,000円」という値段を付けさせていただく事になりました。
詳細については今週中に公式アナウンスという事で発表をいたしますが、
「10,000円」という価値の在りどころについても、
単にイメジストの価値を下げない為なので、
データに対して「10,000円」というのはなかなかな数字です。
もちろん完成度や花形装飾活字そのものについては、
やれる事はやりましたし今出来る最高のものであるのも確かです。
印刷に対するクオリティのテストも済んでいます。
ただ、
ものとしてはある程度グラフィックデザインの技術がある方じゃないと、
使いこなせない可能性があります。
もちろん図案についてはキチンと作っているので、
一定の知識さえあれば一定のラインを保つ事が出来ます。
その際の出来、不出来は使う方の裁量によるものになるのもまた事実であり、
今回のように自由度を上げた結果(良いか悪いかは別にして)のように思いますし、
こちらのブログでも出来る限り、
使い方やその一例を挙げていければと考えています。
なので、
購入の際にはその点にだけご注意をお願いします。
先ほども書きましたが詳しくは今週中にお伝え出来ればと思いますので、
どうぞよろしくお願いします。