花形装飾活字を愛でる その53

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紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
http://www.fengfeeldesign.org/をご覧ください。
お待ちしております。

対象に配置です。
上下左右、
シンメトリー、
王道ですね。
一番簡単で工夫がいらない配置方法です。
と言ってもレベルが低いとかではなくって、
これも1つのキチンとした手法なので、
使わない事はこの装飾活字の魅力が半減になります。
例では1つのものを対象的に配していますが、
これを応用し複数で組んだものを対象的に配したり、
その中で片方に1つでだけ違うものを混ぜる事で、
一定のルールを与えると同時に、
普遍的なランダム性を構築する事が出来ます。
また、
全体を包むのか、
一部に集中したものかで、
そのイメージが大きく変わるので、
やはりこれもまた、
組む人間が変わることで、
同時にオリジナリティに影響する重要な手法だと言えます。
対象であるという事は、
中心を作りやすくバランスを取り易いので、
普通に罫線で囲むよりも、
その効果は期待出来ると思います。
ただし、
気をつけなくてはいけないのは、
一定のルールを構築しやすいので、
やりすぎると、
それが逆に飽きやすい装飾配置になってしまう事です。
ランダム性の中に隠れた一定のルールみたいな、
一定のルールの中にも少し何か工夫があれば、
もっと良くなるでしょう。