花形装飾活字を愛でる その127

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動的グループはひとまず置いてといて、
今回の画像は、
止めグループです。
文字通り紙面のイメージが止まります。
前回の動的グループの説明で、
止める機能を紹介しましたが、
これは単独でその機能が備わっています。
形状の特徴としては、
どちらかというと円に近い楕円で、
「根」が腹の部分に短く備わっているのが特徴です。
水草の中で一番小さくイメージも弱い図案のグループですが、
紙面を占めるパワーは動的グループよりも圧倒的強く。
さすがこればっかり集めると紙面に窮屈ささえ感じます。
同じように動的グループを配した場合に、
ここまで紙面における存在感は出せないと思います。
今回は適当に配しましたが、
本来はその都度のポイントに配するのが基本であり、
最初に書きましたが、
紙面の止めるとともに、
小さいですがイメージの受け皿としての役割も担っています。
情報上部に拝した場合には、
押しピン機能も備わっており、
該当する情報を釘付けにする事も出来ます。
「根」の役割については、
受け皿とする対象に向ける事を基本としていますが、
動きすぎる動的グループと同じ向きにする事で、
動きすぎているが止める事なく動きを持続させたい時に、
緩急として使用する場合に役に立ちます。
その逆に配すれば、
「根」の向きが内側になり、
例え動的グループがたくさん繋がって配置されてあっても、
単独で動きを止め内側と外側の異質間を容易に作り出す事が出来ます。
ただし、
今回の画像を見てもらってもわかるように、
圧倒的なパワーを持っているので、
位置づけるという意味ではプラスな方向に働きますが、
動的グループのような使い方では十分な能力を発揮する事は叶わず、
なんとも不細工な紙面を作る事になります。
つまり動的グループの基本所作をしっかりマスターしてからの使用をお勧めします。
その上できっと足りない要素が出てくるので、
それから使い道として使った方が自然な紙面が構成出来ます。
動的グループと止めグループの要素が組み合わさった時の、
紙面構成の面白さは、たまらんものがあるんですが、
それはまだまだ先の話。
止めグループの基本でした。
続く。